ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる
著者 鍵山秀三郎
トイレ掃除を40年以上続けた著者だからこそ培われてきた人生教訓や
子供の頃、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんから日々の生活の中で教わった
当たり前の事が書かれています。
原点に還って心が洗われる本になっています。
何事を始めるにも、大切なことは、一歩踏み出す勇気。
よいと思ったことはすぐ行動する。悪いと思ったことはすぐやめる。
この実行力が人生を左右します。
ゴミを目にしたら、腰をかがめてサッと拾う。
この実践を続けているだけで、気づきに対する直観力が研ぎ澄まされていきます。
判断能力が高まっていきます。
掃除をすると、謙虚な人になれる、気づく人になれる、感動の心が育まれる、
感謝の心が芽生える、心が磨かれる。
「よい習慣」を身につけるために必要な努力から逃げない。
おっくうがらないで、常に工夫改善して継続する。
悩みや不安はみな平等
自分で乗り越えられないような悩みや不安に遭遇することはありません。
その人相応の悩みや不安しか身に及ばないということです。
苦境時の心構え
- 周囲のせいにしない。愚痴は言わない。身の回りに起きていることは必然。
- 感謝して受け止める。
- 苦しみはできるだけ自分ひとりで背負い込み、周囲の人まで巻き込まない。
- 苦難はいつまでも続かない。苦難は自分を鍛える貴重な試練。「飛躍する力を蓄える、チャンスを天が自分に与えてくれている」と受け止める。
いま自分にできることからひとつひとつ始めること。
一生懸命、出せる力を存分に発揮し、丁寧に生きることで、