この世の道理が解ると生き方が変わる
人はまいたものを刈り取らなければいけない。
人は、自分の吐いた一言一句に出会う
人は最後の一銭に至るまで払わなければならない
因果の法則、カルマの法則、因果応報ということ。
カルマとは、「業」=「行為」
過去での行為は、良い行為でも悪い行為でも必ず自分に返ってくる。
人は、これまでの人生の中で蒔いてきたさまざまな行為(身業)、
言葉(口業)、想い(意業)の結果を自分自身で必ず刈り取らなければならない。
これは、仏教のいうところの身口意の三業ということです。
今、起こっている出来事は、過去の行為の現れであり、それは、前世かもしれないし、
今世の過去の行為かもしれない。
過去の行為が、潜在意識の阿頼耶識に蓄えられ、その蓄えられたものによって
現在や未来が変わり、良い種を蒔けば、良いものを、悪い種をまけば、
悪いものを刈り取ることになる。
しかし、必ずしもかつての「行為」が「行為」として返されたり、
「言葉」が「言葉」として返されるわけではない。
重要なのは、そのような行為や言葉や想いを起こさしめた「心」「動機」にあるのであり、
また、カルマはそれらの心や動機を修正し変容させるためにさまざまな現れ方をするということです。
ネガティブな捉え方をするならば、懲罰的な意味合いに捉えられるが
ポジティブな捉え方をするならば、なにか苦境に陥った時に、いろんな形で勇気づけられたり、
慰められたり、今後の未来に希望が見えてくる。