モンサント社の「不自然な食べ物」

監督マリー=モニク・ロバン 

2008年公開アメリカに本社をもつモンサント社。

遺伝子組み換えした種の売上げが世界シェア90%。

巨大グローバル企業のモンサント社の世界各国での起業の活動を3年間に渡って調査して製作されたドキュメンタリー映画。

モンサント社は、元々は化学薬品を製造・販売する企業で、今から約100年以上前に創業し、PCB、農薬、枯葉剤、牛成長ホルモンを作っていました。今まで、市場に送り出した製品の多くが環境や健康への悪影響を指摘されて、問題を起こしています。

農薬メーカーとして有名で、除草剤ラウンドアップを製造しています。

そして、このラウンドアップに耐性を持つ遺伝子組み換え作物(GMO)を開発し、ナタネ、ダイズ、トウモロコシなどの遺伝子組み換え技術の特許を取得し、除草剤ラウンドアップと遺伝子組み替え作物の《種》をセットで販売しています。

この除草剤ラウンドアップは、かなり毒性の高い農薬で、農薬をまいた畑から雨などで農薬が家の中に流れ出して、動植物や人間にも深刻な健康被害が出ています。

この映画ではモンサントが開発した遺伝子組み換え作物がどのようにしてアメリカから世界中に広がっていたかの経緯や組み換え作物、除草剤についての検証、健康被害等を様々な角度から報告しています。この除草剤を使用した土地は、もう既存の種を植えても、毒性が強い土地では、その種では、植物は育たない。この遺伝子組み換えした種のみでしか育たなくなってしまいます。

また、モンサント社のPCB(ポリ塩化ビフィエル)の汚染によって、深刻な健康被害を負った住民が、その被害の深刻さを訴えます。 モンサント社は被害の実態を知りながら、その事実を隠し、製造を続けています。 今、日本では、遺伝子組み換え作物に対しては厳しい規制がかかっていますし表示の義務もあります。とはいえ、健康、環境への安全性は立証されていないのにもかかわらず、ラウンドアップ耐性大豆の輸入は許可されています。 そのうえ、TPPに参加すると、自由競争を阻むとして、そのような表示義務が撤廃され、遺伝子組み換え作物がどんどん入ってきます。私たちは、こんなに毒性の強い農薬を使った食物を知らずに口にする可能性があります。

 

この映画は、今は上映されていませんが、DVDが販売されています。

多くの人に観て頂きたい映画です。

 

また、4月25日から、渋谷アップリンクにて、ジェレミー・セイファート監督の「パパ、遺伝子組み換えってなあに?」という映画が公開になります。

この映画の中にも、このような実体が語られるのではないかと思います。