映画 『星めぐりの町』
脚本·監督 黒土三男 主演 小林稔侍
小林稔侍さん初主演映画
東日本大震災で家族を失った少年(政美)が、亡くなった妻の遠い親戚にあたる
豆腐職人の島田勇作(小林稔侍さん)の家にやってくる。
少年政美は、心に深い傷を持っていて、ほとんど言葉を発しない。
勇作と政美、勇作の娘(壇蜜さん)と心を少しずつ通わせるようになり
少年が、お弁当の卵焼きを手つかみで食べるシーンには、心が動く。
そして、ラストシーンの政美の言葉には泣かされる。
今日を、今を一生懸命生きるということ。
「雨にもまけず
風にもまけず
雪にも夏の暑さにもまけぬ
丈夫なからだをもち
欲はなく
決して怒らず
いつもしずかにわらっている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜をたべ。。。。」
裏話として
小林稔侍さんの衣装は、監督の意向すべて自前の普段着で挑んだとのこと。
政美役の少年は、オーディションで選ばれたのですが、
オーディションを受けるような子は、ハキハキして印象に残るような演技を
するようですが、この少年は、映画の中の少年のように影が薄い子で、
もしかしたら、撮影中に「もうやらない」と言い出すかもしれないと
監督は思っていたようです。
星めぐりの町公式HP
http://hoshimachi.jp/